2008年07月24日

ハイビジョンビデオカメラ

 今日から3年後の2011年7月24日に、地上波アナログ放送は終了し、地上波デジタル放送となる。
 夜中に地震があったので、朝起きて地震の情報を見ようとテレビをつけNHKにする。
 画面の右上に「アナログ」の表示。出た出た。今日からNHKの総合、教育放送をアナログ放送で見ているとこの表示が出る。
 うちのテレビは時代遅れの烙印を押された。
 放送が変わると、テレビだけでなくハイビジョンビデオカメラなど色々なものを買い換えなくてはならない。
 私は依頼がない限り、まだSDのカメラで撮影している。見る・見せる環境が、まだまだSDのほうが多かったから。だが、徐々にHDを使う機会も増えてくるだろう。
 カメラが変わると、シャッターチャンスのつかみ方や勘の働かせ方、さらには体の使い方も変化する。狙いのはずし方も難しくなりそうだ。
 まず、画面のアスペクト比(横と縦の比例)が4:3から16:9に変わる事は大きい。デヴィッド・リーンでいえば『逢引き』から『アラビアのロレンス』への変化だ。。
 油絵を描いていたときも、Fキャンはよく使ったがPキャンはあまり使っていないな。Pキャンは細長いキャンバスだ。
 4:3は主題をひとつに絞って見せることが可能だが、16:9だと配置したものの関係を主に考えないと画面が持たない。横に広がることは、単に水平方向が広がるだけではなく、奥行き感覚も深まり複雑化する。ルネサンス絵画の空間の作り方など、もう一度研究してみたくなってくる。
 色々なことが変わりそうな予感がする。

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posted by 黒川芳朱 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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