まずは、ギャラリー21+葉で『竹内美紀子展』。サブタイトルが〈slave to time〉。まったく関係ないだろうが題名の連想でブライアン・フェリーを口ずさみながらふらふらと銀座へ。
スキャナーの上にたくさんのビー玉を置きスキャニングした平面作品と、その絵柄をほぼ等身大の犬のオブジェにプリントした作品を組み合わせたインスタレーション。寝ている犬がいい。ビー玉の光は、スキャニングのときのずれで尾を引いたり、波を打ったり、あるいはきちんと丸く撮れていたり。都市の夜景でもあり、神経系の明滅のようでもある。静かな作品だ。
続いて、スパンアートギャラリーで『山崎克己 紙刻繪展』。こちらはケント紙にアクリルのバーミリオンや黒を塗ったあとそれを引っかき、削り、また描き加えるといったまるで油絵のようなプロセスを経て描かれた不思議なイラスト。彼は絵本作家でもあり、子どもの頃の幻想的な風景を描く。ユーモラスで、思わず笑ってしまう。プロセスが油絵っぽいのに、なぜか実でアクリルなのかを聞いたところ、油絵的な描き方が好きだけれど、何日もかかるのが嫌でこの技法にゆきついたということだった。なっとく。
(どちらも9月13日土曜日まで。下記ギャラリーのホームページで作品も見れます)
ギャラリー21+葉 http://www.gallery21yo.com/
スパンアートギャラリー http://www.span-art.co.jp/
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