2008年09月11日

地下道を抜けて

草
 家の最寄りの駅は地下にある。電車を降りると、エスカレーターを昇り、パスモを自動改札にタッチし、その後地上に出るための長い長い地下道を歩く。
 地下道は直線で、ちょうど真ん中あたりに改札があり、両サイドに地上への出口がある。
 この、無機質で人工的な空間を通り抜け、出口のエスカレーターを昇ると、目の前に民家がある。そして脇には畑が広がる。畑の頭上に東武線が走っている。
 いかにも郊外の、畑と、民家と、公園と、新築のマンションと、駐車場と、空き地がまばらにある、スカスカでだだっ広い風景が広がる。少し行くと住宅街で、くねくね入り組んだ道になるのだが、駅の出口周辺はだだっ広い。
 昔はこのあたりも水田は結構あったが、ずいぶん昔に畑だけになってしまった。
 畑は、季節によって表情を変える。いつも植物のそのときそのときの姿がにおうように感じられる。
 植物のライブだ。

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ラベル:地下道 郊外
posted by 黒川芳朱 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 写メー人日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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