大地はアスファルトの皮膚を纏い、空には網の目が張り巡らされている。
アスファルトを剥がすとこのあたりは砂浜だ。海はすでに消えてしまったが、このすぐそばに貝塚がある。海は時間の走水。
日本の空は電線で分割されている。都市ばかりとは限らない。郊外でも、田舎でも。ばらばらに砕けた空が頭上に張り付いている。
大地の皮膚と、頭上の網の目の挟まれて私たちは生きている。皮膚と網の目が崩れても、都市がどうなろうとも、光は地表を照らし出すんだろうな。
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