今日の授業内容は先週撮影した素材を使い、イマジナリーラインや対話の編集、アクションつなぎなどを編集しながら学ぶというもの。おなじ素材で、微妙にタイミングをずらしニュアンスの違いを実感する。敏感に反応する学生もいれば、ピンと来ない学生もいる。敏感に反応する学生が必ずしも伸びるとは限らない。卒業生を見ても、在学中は一見鈍そうで物分りの悪かった学生がのびていたりする。このへんが人間の複雑で面白いところ。もうひとつ、教師をやってわかったことは才能がある奴やセンスのいい奴は実は腐るほどいるということ。それを伸ばしたり継続出来る人間が少ないということだ。
午前と午後でふたクラスの授業を終え、PLAN−Bへ。今日は相倉久人さんの『パフォーマンスジョッキー 重力の復権』。きょうは入りがギリギリになりそうだったので、実はきのうの夜機材のセッティングはしておいた。
17時半に着き、掃除。素材の頭だしなど軽く準備。相倉さんは18時入りの予定だが若干遅れてぎみ。新宿からバスでみえるのだが、この時間中野通りはえらく混むことがある。到着、やはり「大渋滞だよ」とのこと。私も何度も中野通りの渋滞は経験したことがある。歩けばなんということもない距離がまったく進まず、かといってずっと歩くとそれはとんでもなく時間がかかるし、にっちもさっちも行かなくなる。バスや車の車窓から見る風景は、そのときはえらくあせって入るからそんな風に感じる余裕はないのだが、後になって思い出すとと見慣れた町がニュアンスを一変していて面白い。
きょうのパフォーマンスジョッキーは、想像、妄想、嘘といったことがテーマ。本番前の打ち合わせは時間ギリギリになったが、本番は滞りなく終了。その後、お客さんを交えて茶飲み話。
【関連する記事】