2008年06月02日

カラオケと歌

 今日はいつも教えている映像の専門学校ではなく、ふだん医療や薬学、福祉などを学んでいる若者対象に映像制作を教えた。全部で8回のプログラム。内容は自己紹介ならぬ他人紹介ビデオを作るというもの。他人にインタビューし、それをもとに企画を立て、相手の魅力をいかに他人に伝えるかという課題だ。今学んでいること、趣味、特技など質問しあって、絵コンテにまとめる。
 カラオケが好きだという学生がいた。彼を紹介する役割の学生が、「じゃあカラオケで歌っているところを撮ろう」といった。するとカラオケ好きの学生が「やだよ、カラオケでみんなの視線が集中するのは恥ずかしい」という。
 彼によれば、カラオケではみんな次に歌う歌をリストで探しているので、歌っているところを集中して見られたり聞かれることはないのだという。
 これは、カラオケについてよく指摘されることだが、私はふだんめったに行かないので、あらためてそういう場所なのだと認識した。
 私が学生だった頃、徐々にカラオケが街に浸透しだした。それまでは、飲み会で歌うといえばアカペラ(要するに伴奏なし)、せいぜい手拍子だった。ギターっていうのもたまにはあったが。そして、人の歌をちゃんと聞いていた。声が裏返ったり、音程が外れることもコミュニケーションだった。同級生の女の子が、ちょっと音程をはずしながら恥ずかしそうに歌った『山羊にひかれて』を今でも覚えている。ふだんはダンディに決めていた友人が、訛り全開で歌った『真室川音頭』を今でも覚えている。
 カラオケを否定する気はないが、歌は規格化された音に合わせることより、ノイズを含んだ鼻歌から生まれるような気がする。
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posted by 黒川芳朱 at 19:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 体感音楽論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは!

やっとブログにこぎ着けました(笑)

毎日の更新、素晴らしいです。
一度トライしましたが3日しか持たなかったです。

とりあえずのコメントで。
また頻繁にお邪魔しますね。
Posted by 良子 at 2008年06月02日 19:13
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